フランスの写真家、ティエリー・ジラールは、『風景の厚み』をテーマに活動する写真家です。

1978年、偶然の出会いと直感により、調査員兼アーティストとしてノール＝パ・ド・カレー地域圏の領域にアプローチし彼はこの冒険を数年間続け、日常生活や仕事の世界について発見し、発信することに魅了されました。時は過ぎ、2017年と2018年、ティエリー・ジラールは写真作品の原点回帰として、再びノール＝パ・ド・カレー地域圏で自分の足跡を辿ることにしました。

本書『Le Monde d'après』 は、『生きている世界』に目を向けた写真家による作品であり、そこにいる方法、そして職人のように彼が『見る方法』と呼ぶものを自ら進化させながら、ほぼ40年の時を経て捉えた、崩壊した地域のビジョンです。この本は、この2つの力線（80年代はライカによるモノクロ、現在はデジタル中判によるカラー）が1つのブロックに合体することで成り立っており、ティエリー・ジラールの世界に対する特異な視線が書き込まれているのです。

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Light Motiv 2019年刊行 テキスト: フランス語
サイズ: 300×250mm ハードカバー 240ページ
ISBN: 9791095118107