1979年10月、ローマ法王ヨハネ・パウロ2世がマサチューセッツ州ボストン市中心部にある公園「ボストン・​コモン」にやってきました。そこで写真家のスーザン・カンデルは教皇に会いに来た家族の写真を撮っており、その日、彼女がコモンで撮影した人々の中には、2人の女性と5人の子供がいました。彼女たちはカンデルに、
「今日は来ていない子供がいるから、彼らを家で撮ってみたら？」
と言い、彼女はその申し出を快く受け入れることで、このプロジェクトはスタートしました。

「この2つの家族は、マサチューセッツ州エバレットの角を曲がったところに住んでいて、私はその後10年ほどの間に何度も彼らの家を訪れた。 そして、自宅で撮影させてくれそうな他の家族も探した。 食料品店やボウリング場、スーパーマーケットや街角の店などで、”写真をあげるから家で撮影されてくれないか？”と声をかけてみた。 断られたり、怪訝な顔をされることも多かったが、多くの家で撮影することができ、さらには何度も招待されることもありました。」 - スーザン・カンデル

カンデルはこの仕事を通じて、家に入るたびに、それぞれの家が独立した世界であり、それぞれの家に物語があることを発見しました。

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Stanley/Barker 2021刊行 テキスト: 英語
サイズ: 縦240mm×横300mm ハードカバー 112ページ